人気があるのがキリスト教式のウエディング

世界的に見て日本の結婚式は、非常にバラエティーが豊かです。宗教観も自由なうえ、外国の形式や風習も柔軟に取り入れていく国民性のため、ウエディングの形式が多種多様に発展してきたからです。新郎新婦はますます個性的なウエディングを求める傾向になっていますので、今後もさらに新しいウエディングが誕生しそうです。

キリスト教式の結婚式は1990年代以降、最も人気の高い挙式スタイルです。ここ数年では70%以上のカップルがこれを選んでいます。ただしキリスト教はいくつもの宗派に分かれていますし、結婚の儀式も宗派ごとに多少異なっています。日本でキリスト教式の結婚式といえば、大半はプロテスタントの式になります。元来教会での結婚式はキリスト教信者だけのものでした。今ではキリスト教信者以外の人にも門戸を開いている教会が数多くありますが、中には結婚式の前にキリスト教の教義や結婚の意味などを学ぶ講座の受講を要請している、教会もあります。現在は専門式場やホテルの内部あるいは庭にも挙式専門の、チャペルが作られています。キリスト教結婚式の割合でみれば、式場やホテル内のチャペル婚のほうがずっと多くなっています。式場のチャペルで行われる結婚式は、大半がプロテスタントの式になっています。

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